なぜ、同じ業界で差があるのか。

ただ、人手不足の時代。人がいれば、売上が伸びてゆく。絶好調に集客している会社がある。

別の近所の工務店さんは、新築の問い合わせ・受注が好調だと言う。その秘密は、ホームページとか、広告のやり方ではない。もしそれでうまくいくのであれば、誰でも真似ができるではないか。

採用も同じ。

新卒採用に苦労する会社が多い中、リクルート活動をしていないのにも関わらず、著名な大学から応募が来る。

何かが変わった。なるほど、今からちょうど20年前。2005年くらいかな。

都内である体験講座を開催していたら、参加者が突然、「入社するにはどうしたらいいですか」と尋ねてきた。気持ちの良い要望ではあるけれど、新卒者が人生をかけて入ってくるような舞台が整っていない組織であることを伝えた。

集客。採用。契約。

そう。お客様が感動することなしに、その会社に問い合わせすることはないだろう。そうだとすれば、どうすればお客様に感動してもらえるかがキーワードになる。

政治には、ほぼ関心がない。

だが、高市早苗さんが自民党総裁に決定したときは感動した。

仲間やSNSで繋がっている中にも、同じように心が動かされたが多かった。さて、我々を感動させてくれたものは何だったのだろうか

  • 三回目だから
  • 女性だから
  • 逆転勝利だから

そのレベルじゃないよね。

もっと深い何かが、あの様子から心を動かさせられたんだ。そして、「働いて、働いて、働いて、働いて、働く」の言葉で、もう一段、感動させてもらえた。

そう。想いだ。善という想いだ。みんなのために働くという想いが、あの言葉が出る前から宿っていた。当選が決まった瞬間の目力。ありゃ、生半可な覚悟じゃない。命がけだよ。

著者プロフィール 椎名規夫(公認心理師、マーケティングコンサルタント)

株式会社エムディー代表
経歴:社団法人取手青年会議所 1999年理事長

1961年生まれ。茨城県取手市出身。

「変われなければ心理学ではない!」をスローガンに、心理の国家資格『公認心理師』の知識を活かして、日本で唯一、科学的根拠のある心理学をベースにしたコミュニケーションスキル(コーチング、カウンセリング、メンタリング、セラピー、コミュニケーション能力、コミュニケーション心理学)を提供。

エビデンスベースド(科学的根拠のある)心理学とコミュニケーション能力こそが社会人、ストレス社会、人生100年時代に役立つスキルと確信してトレーニングを実施中。

  • 総務省 「コミュニケーションの基礎に関する研修」
  • 全国6万社が加盟する厚生労働省の労働基準局所管特別民間法人『中央労働災害防止協会』にてコミュニケーション技術力研修担当10年以上
  • 労働基準監督官(国家公務員)合同研修でメンタルトレーニング・コミュニケーション技術担当
  • 独立行政法人教職員支援機構にて全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング講座担当など
マーケティングコンサルタント椎名規夫

椎名規夫トレーナー