人柄に惹かれて人が集まる。

「働いて、働いて、働いて、働いて、働いて、参ります。」

この言葉こそが、人柄の現れだ。

そして、高市早苗総裁のこの言葉を聞いたある人が、「日本、首の皮一枚つながる」とコメントした。

どれほどの人が共感したことか……。

わかっちゃうんだ。

人間の深いところで共鳴しちゃうんだ。

集客は人柄だ。

日本の新しい首相は、その見本ではないのか。

しかし、人柄がよくても、伝わらなければ求めるお客様を集められない。

お客様だけが知っている

なぜ、2時間かけて山奥の美容室に行くのか。

なぜ、お気に入りの魚屋さんがあるのか。

なぜ、数百円のパンを並んでまでも買おうとするのか。

人柄で事業をしている彼らは、集客に悩まない。

どうやって喜ばせようかと考え、知恵を絞っている。彼らは、お客様を喜ばせることに悩んでいる。

人柄が伝われば、その人柄に惹かれるお客様が来る

安いことを伝えれば、それを求めるお客様が来る。

自然を大切にするなら、同じ価値観のお客様が集まる。

「想い」を伝えれば、それに共感してくれるお客様が応じる。

自分の大切なことを発信することで、誰かが応えてくれるのだ。

だから、人柄を伝えるのだ。

どうやって?

カンタンじゃないか。

カンタンほど難しいのかもしれないが。

先日、事務所まで相談に来られた方がいた。

「ポスティングの集客が下がってきた……」

そりゃそうだ。

70代、80代だって、ネットで確認してから問い合わせする時代

60代、70代、80代を顧客ターゲットとするポスティングは、今後も有効だろう。

だけれど、それだけでは反響が減っていくばかりだ。紙媒体を使った広告の集客は、減る傾向にある。

ポスティングの反響が下がり続けている理由は二つ。

新規客は問い合わせする前に確認する。

一つは、代表者挨拶。

そして、もう一つがGoogleのクチコミ。

代表者挨拶でしっかり人柄を表現しないと、広告・チラシで興味を持っても問い合わせに繋がらない。広告では確認できない信頼性を、ホームページに求めるからだ。それが代表者挨拶。

そして、もう一つが、Google口コミの確認。高得点と数が多い方がいいけれど、それだけじゃない。新規客はどれだけ誠実な会社なのかを確認している。

人柄を伝えるのだ

簡単じゃないか。

人柄とは言葉のことだ。

信じないかもしれない。

だけれど、言葉が人柄を表すんだ。

もう一度聞いてよ。

「働いて、働いて、働いて、働いて、働いて、参ります。」

言葉に人柄が現れるんだ。

ホームページの言葉で人柄を表現するんだ。

それだけだ。

簡単だけれど、難しいね!

著者プロフィール 椎名規夫(公認心理師、マーケティングコンサルタント)

株式会社エムディー代表
経歴:社団法人取手青年会議所 1999年理事長

1961年生まれ。茨城県取手市出身。

「変われなければ心理学ではない!」をスローガンに、心理の国家資格『公認心理師』の知識を活かして、日本で唯一、科学的根拠のある心理学をベースにしたコミュニケーションスキル(コーチング、カウンセリング、メンタリング、セラピー、コミュニケーション能力、コミュニケーション心理学)を提供。

エビデンスベースド(科学的根拠のある)心理学とコミュニケーション能力こそが社会人、ストレス社会、人生100年時代に役立つスキルと確信してトレーニングを実施中。

  • 総務省 「コミュニケーションの基礎に関する研修」
  • 全国6万社が加盟する厚生労働省の労働基準局所管特別民間法人『中央労働災害防止協会』にてコミュニケーション技術力研修担当10年以上
  • 労働基準監督官(国家公務員)合同研修でメンタルトレーニング・コミュニケーション技術担当
  • 独立行政法人教職員支援機構にて全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング講座担当など
マーケティングコンサルタント椎名規夫

椎名規夫トレーナー