母を今でも恨んでいます!

行きつけの床屋さんに行くと、昨年、久しぶりの再会にビックリ。
そして、彼女と2時間のセラピーが始まりました。

その床屋さんに行くと必ずと言っていい程、
誰かをセラピーすることになる。

深?い、深?い悩みを持つお客様を、
気のいい床屋のママが私に紹介してくれる。

今回は、どんな悩みかというと、
「母親が許せない」
「私を騙した男が許せない」と言う。

その理由と経過を聞いてみました。
・4年前、アメリカに留学したいと言ったら反対された。
・反対されたことに反攻し、パチンコ店、風俗で働くようになった。
・男に騙されて、取り返しのつかない事件になった。
・その後、色々な男と付き合うが全て上手く行かない。

そうです。
「全て、あの時、母親が留学を反対したからだ」と、
マジになって怒るのです。

そこで、私は彼女に聞きました。
「留学を止めるのを決断したのは誰ですか?」
「私・・・・・」


「風俗で働く決断をしたのは誰ですか?」
「私・・・・・」


「騙された男と付き合う決断をしたのは誰ですか?」
「私・・・・・」


「取り返しのつかないことをしたのは誰ですか?」
「あの男」
「他には?」
「私・・・・・」

「もし、アメリカ留学していたら今より良い人生でしたか?」
「・・・・・」


「全て、誰が選択した結果ですか?」
「私・・・」


そうです。
全ては、自分の意志で本人が選択した結果なのです。

私は彼女にお母さんに罪がないことを話し、
お母さんに謝るように言いました。
それは、お母さんを許すことで、
自分自身も許すことになるからです。

お母さんを恨んだり、
取り返しのつかない事をしてしまった自分。
そんな、未熟だった自分を認め許すことを伝えました。


そして、彼女は自分自信を許しました。
彼女の頬には涙が流れています。

そして、彼女は私に言いました。
「以前お会いした時に、なぜ、教えてくれなかったのですか?」

私は、
「前に会ったときも、同じお話をあなたとしましたよ」
といいました。

人は解決できる時期が来るまでは、問題を解決できないみたいです。
私も彼女と同じような体験があります。

「もっと早く言ってよ・・・」
「いつも言ってたじゃない!?」

投稿者: マーケティング情報センター 日時: 2005年09月05日 22:05
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