あまやどり。
久しぶりに自己都合でスタッフが辞めることになりました。
もっと、私が上手くマネジメントしていれば、
傷つく事が少なかったのかも知れません。
正社員が辞めなくなってから、何年くらい経つかなぁ?
あれ程、スタッフの出入りが激しかった我が社。
マネジメントを導入して4年。
あれから、辞めた正社員は一人もいません。
決して、良い労働条件ではないのに、
いつも、頑張ってくれる仲間がいます。
ちょっと、自慢です。
今回、ある事業部に所属するパートさんが辞めることになりました。
そして、パートさんが辞めることもショッキングなことですが、
一緒に事業計画を立てていた事業部長は、
そのショックの色を隠し切れませんでした。
事業部長の様子がおかしいので、
私は名古屋への出張を延期し、
ねぎらう時間を取ることにしました。
私は落ち込んでいる事業部長に、いくつかの質問をしました。
「私たちには、辞めないように説得出来る場合!そして、説得出来ない場合がある!」
「私たちには、出来ること!そして、出来ないことがあるよ!」
「私たちには、思い通りになる事!そして、ならないことがある!」
そして、
「これまで私たちには、良いことしか起きてこなかった・・・」
と話しました。
人として魅力があり仕事のセンスがある方ですが、
引き留められない理由があるので、
今回、私たちはパートさんの辞表を直ぐに受け取りました。
そして、その結果をどう受け取るのかは、
本当に自由なことだと思います。
辞めていくパートさんにとっても、それは良いことでしょう。
そして、パートさんがいなくなった組織にも良いことがあるでしょう。
前ばかり向いていると、
眩しい光しか見えない時があります。
そして、ふと気が付くと、
季節はずれの雨の中にいたりします。
そんな時、あまやどり出来る場所がある。
あまやどり出来る人がいる。
人と人が支え合って、心にぬくもりが甦ってくる。
そんな仲間ばかり・・・
いつも、スタッフの傘にあまやどりしている私。
そして、少しは傘を差し出せるようになった私。
少し、大人になった気分です。
投稿者: マーケティング情報センター 日時: 2008年10月29日 19:15
カテゴリー: この記事のカテゴリー | パーマリンク | コメント (2)
| ▲このページのトップへ
コメント (2)
椎名さん
喪失感いっぱいの中でも、
その方の今後や、
事業部長さん、組織に思いやりを持ち、
大切にされている気持ちが伝わってきました。
そして、相手からいただいた優しさ、思いやり、
時間、勇気・・・
心から感謝の気持ちを持てることで、
再生へのプロセスが始まることも感じます。
季節外れの雨に、自分と仲間が支えあい、
ぬくもりを感じあう、「あまやどり」
素敵な言葉ですね☆ Yako ちゃん
投稿者: yakoちゃん | 日時:2008年10月31日 13:39
のりピー:Yakoさん
暖かいコメント、
ありがとうございます。
椎名規夫
投稿者: のりピー | 日時:2008年10月31日 19:11